バックスピン量とサイドスピンの関係とは?ドローとフェードの違いから飛距離の差を知る!

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ゴルフ雑記

こんにちは!サラリーマンゴルファーのTacooです。よく飛ばしにはドローが有利と言われますが、何故だかよくわからない人も多いのではないでしょうか?バックスピンの本質からその点を解説していければと思います。

Tacoo
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わかりやすく解説していきたいと思います!

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バックスピンとサイドスピンの真実!

最新のトラックマンやゴルフショップの計測器で、ドライバーやアイアンの弾道を測定するとよくバックスピン量やサイドスピン量が表示されます。僕が幾度となく試打しに行った結果の中の一つの例を紹介します。

エピックフラッシュスタードライバーを試打した時の結果です。この結果の灰色部分の平均値をご覧ください。

総バックスピン量=2575回転/分(rpm)
バックスピン量=2501(rpm)
サイドスピン量=395L(rpm)

この数値の表す意味をしっかりと考えたことがありますか?そもそも球体であるボールのスピンというのはある一定の方向にしか回りません。

つまりこれらの数値の中で実際に回転しているスピン量というのは、

2575rpm

これ以外の数値はある意味幻です!このことについては後から解説しますが、一分間に2575回回る速度で回転して飛び出していっていますよ!ということです。当たりまえですが、この数値も打ち始めの回転速度であってキャリーする時点ではもう少し数値は落ちています。

では幻といった二つの数値はいったい何なのか?まずは、2501rpmについて。

この数値はバックスピン量なので、上向きの成分量を表しています。回転軸が水平で、純粋に空に浮かび上がる浮力を持つ成分です。これが2501rpm相当回転していますということ。ここで相当と書いたのは、「総バックスピン量2575rpmのうち、2501rpm分が空に浮かび上がる方向に作用していますよ」ということです。

ということは、残りのサイドスピン量395rpm Lについても同様で、左方向(L)に曲がる成分が395rpm分ありますよという数字です。

察しの言い方ならお気づきかと思いますが、これは高校生の時に数学で習ったベクトルの計算そのものなんです。結局は2575rpmというスピン量を回転方向成分に分解した数値なのです。

実際にショットして打ち出されるたまにサイドスピンなんていうものは存在せず、実際のところはバックスピンの回転軸が右・左(R・L)どちら方向にどれくらい傾いているか?ということを表しているにすぎません。

回転軸の傾き度合いによって、サイドスピン量とバックスピン量が変わってきます。つまり回転軸が水平だった場合、サイドスピンが0回転軸が地面に垂直であった場合、バックスピン量が0(実際にはありえませんが)となります。まとめると、

・サイドスピンは実際にはない。あくまでバックスピン軸の傾き度合いを表す数値
サイドスピン0=回転軸が水平で、純粋な縦回転のストレートボールになる

言葉ばかりで説明していても分かりにくいかと思いますので、図で説明します。球の進行方向は、スマホの画面を突き破っていく方向wと考えてください!

分かりましたでしょうか?サイドスピンと聞くと、まるで横方向に回って飛んで行っているイメージがつきますが、実際は回転軸が傾いていますよということなんですね!

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