こんにちは!サラリーマンゴルファーのTacooです。前回キャビティとマッスルバックの違いについて書きましたが、今回もそれに関係した話題。皆さん、ウェッジってほぼマッスルバック形状ですよね。なぜ?なんて疑問に思ったのは僕も最近のことですが、最近自問自答して解決したのでお話ししていきたいと思います。
ロフトが大きいと自然と低重心で簡単になる
ウェッジは一番ロフトが立っているPWでも、大体45°前後のものが多く、普通のアイアンに比べてとってもロフトが寝たクラブというのが特徴です。一例として僕のマイアイアン、プロギアRSフォージドとキャロウェイジョーズウェッジを比較すると
見た目でも分かるように普通のアイアンよりも低い位置にフェース面があることになるので、勝手に低重心化されます。しかも、ロフトが寝ているので自然に球が上がります。
つまり、普通のアイアンの様にロフトが立っていないので、外周に重量を配置せずとも寛容性が高く、マッスルバックでもそこまで難しくて打てないなんて言うことにはなりにくいです。
しかもウェッジという特性上、キャビティの様に外周にリブを立てて厚みを持たせたとしても、その分コントロール性能が奪われるのもよくないです。ウェッジは自分の意志でフェースを開閉しつつ、柔らかく球を出したり、あるいはスピンを効かせたりすることが主目的です。なので、コントロール性能を奪うことになるキャビティのような形はウェッジには不向きと言えます。
ウェッジは一番短いクラブでミート率が高い
これはタイトルそのままですw当たり前ですが、短いクラブのほうが地面と体の距離が近いし、短いものを操ったほうが自分の手足の様に使うことが出来るのでもともと簡単です。なので、ミート率も普通のアイアンに比べれば当然高く、芯付近で捉えられる確率が上がります。
なので、そこまでインパクト打点が変になることも少ないので、そんなに寛容性重視じゃなくてもよいのです。
ウェッジは唯一バンカーで使うクラブ
ウェッジはバンカーで唯一使うクラブで、アイアンにはない性能を持たせなければいけません。それは砂からサクッと抜ける性能です。
いわゆるバンス角と言われるもので、下の絵のようなところのことです。
で、これを付けることによって砂にザクっと潜ることなく、砂から反発力を受け取って気持ちよく抜けるようになっています。
ここで仮にキャビティのような形にしてしまうとどうなるのか?下の図のように、赤いところに厚みを持たせるとします。
こうするとですね、そうです。
砂の抵抗を思いっきり外周リブで受けてしまい、砂から全くでてきません!
なので、ここにだけ厚みを持たせることはできないんですねぇ!どんなウェッジも外周部分だけはリブがないはずです。バンカーで使わないなら話は別ですが、砂の中に潜ったときに引っかかる要素になるため配置できません。
寛容性・操作性云々もありますがこれが一番大きな理由で、バンカーで使う以上キャビティのような形にできないんですね!
それでは今日はここまでです!アデュー!
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