こんにちは!サラリーマンゴルファーのTacooです。今日はアマチュアゴルファーの夢である「究極に飛ばせるドライバー」について理論的なことを踏まえつつを語っていきたいと思います。
理論上一番飛ばせるドライバーは決まっているんです!
飛ばせるドライバーの数値的な指標
ボールが飛ぶ理屈は、中学生か高校生くらいで習う「衝突運動」です。衝突のエネルギーは質量とヘッドスピードと反発係数によって決まります。(飛距離にはスピンも関係しますが、ここでは飛ばすために必要なエネルギーを持つドライバーがどんなドライバーかということに特化して記述していきます。)
衝突エネルギーが最も蓄えられるドライバーは「長くて、重くて、重心距離が長く、反発係数が大きく、ボールとの接触時間が長い」ドライバーです!
この中で反発係数はR&Aの規定で決まっておりますので、各社規定値である0.8301限界ギリギリまで上げようと頑張っています。が、ドライバーごとに反発係数の差はほとんどないといっていいでしょう。
また各社ヘッドで接触時間を長くしてボールの初速を上げようとしていますが、ここもほとんど差はないといっても過言ではないでしょう。
結局のところ、物理的に(個人に合う合わないは別として)飛ぶドライバーというのは、長尺で重くて重心距離の長いドライバーだということが出来ます。
物理的に飛ぶドライバーは振りにくい
物理的に飛ぶドライバーははっきりしているのですが、ではなぜみんながそれを使わないのかというと、物理的に飛ぶドライバーはめちゃめちゃ振りにくいドライバーであるからです。
まず、長いものが振りにくいのは当たり前の話ですよね!短めのほうきは振りやすいですが、長いほうきはとっても振りにくいです。
また、重いドライバーも振りにくいですよね。力がある人からすれば、振り切れるのですが力がない一般アマチュアや女性は男子プロが使っているようなヘッドではとてもではないですが振り切れません。
結果、長くて重いものは振りにくくなってヘッドスピードが落ちる。さらに言えば、正確性も担保されないということになります。
一番わかりにくいのが、重心距離が長いドライバーが飛ぶドライバーだということ。重心距離とは、シャフトの軸上からヘッドの一番重い点である重心までの距離のことです。この距離が長ければ長いほど飛ぶドライバーになります。
なぜかというと、シャフトを軸としたヘッドの回転のパワーが大きくなるのが重心距離の長いものです。簡単に言うと小学生の時に習った「てこの原理」の回転バージョンです。
支点と力点の距離が長ければ長いほど作用点にかかる力が大きくなります。作用点にボールがあると考えると力点までの距離(重心までのシャフト軸からの距離)が長いほうが力がかかります。
よって、これらのことを総括すると「物理的に飛ぶドライバーは決まっているが、そのようなドライバーは一般アマチュアにはとてつもなく振りにくい」ということが出来ます。
振りやすい範囲で物理的に飛ぶドライバーを選ぶ
様々試打レポートを書いていますが、結局自分が振って飛ぶドライバーというのは「自分の能力を最大限生かせるドライバー」であることはいつの時代も変わりません。
プロの平均ドライバー飛距離はこの30年間でおよそ40Yも伸びています!これはドライバーとボールの性能進化によるところがとても大きいです。
一方アマチュアの平均飛距離はそこまで大きく変わっていないといわれています。昔から230Y付近に旗が立っていてそこめがけてドライバーショットを打っています。
つまり、「ドライバーやボールの性能は確実に進化しているが、アマチュアがその恩恵を受けるだけの腕がない」ということが言えそうです。
なので、ドライバーとボールの性能の恩恵を受けられるようなスイングを身に着けることと、自分に合ったドライバーを見つけることが何よりも手っ取り早く飛距離アップできる方法と言えそうです。
そのような一本を見つけられるように、これからもアマチュア目線で記事を書いていきたいと思っています!それでは今日はここまでです!アデュー!
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