Mトレーサーって何?【ゴルフスイング解析装置】

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ゴルフ練習器具

こんにちは!サラリーマンゴルファーTacooです。

前回のお話の続きで、クラブのフェースの開きに気づかせてくれたEPSONさんの「Мトレーサー」についてお話していきたいと思います!

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自分のスイングはどんなの?

皆様、練習するときにどんなやり方で練習をしていますか?僕自身も練習しに行くのでまわりのアマチュアゴルファーの皆さんがどんな風に練習しているのかわかっているつもりです。大体の人はこうです。

①とりあえずいつものように振ってみる
②うまくいく方法を探す
③うまくいかないこともあるのでとにかく打ってみる

まあ大体こんな感じですね。②や③を続けていることで少しずつうまくなってきますが、結局壁を越えられないことが多いです。

なぜかというと、「現状のスイングの悪いところが分かっていない」からです。ゴルフをする上ではとにかく現状の悪いところを探す→改善するということの繰り返しでちょっとずつうまくなっていきます。

これを常に続けていくことが必要です。根本が分かっていないので、つかんだと思っても同じ壁にぶつかってしまうんですね。

 

①自分のスイングの悪いところを見つける(現状把握)
②改善するすべを見つける
③実行する
このポイントは本当に大事だと思います。ゴルフだけでなく何をするにもこれは大事。よく仕事なんかでPDCAサイクルを回せ!なんて言われますがゴルフはそれのスポーツバージョンかと思います。

ゴルフ上達における最大のハードルとは?

ただ、ゴルフにはとても大きなハードルがあります!それは自分のスイングの悪いところが分からないということです。
これは当然僕も思っていました。何をしても調子が良いときと悪いときの差が分からない!調子いいなぁなんて思っていても、次の週にはガタガタなんて普通ですw共感いただける方も多いのではないでしょうか。
なので何を治したらいいんだぁ!?となってしまうアマチュアゴルファーがこの世に大勢います。そこで悪いところを見える化するアイテムとして「Mトレーサー」を紹介します。

Mトレーサーについて徹底解説

それでは、このスイング解析装置Mトレーサーについて自分なりに詳しく解説していきたいと思います。解説だけでなく正直な感想もお話ししていきます。

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使用方法はクラブのグリップにこれを専用治具で付けて、キャリブレーションした後に普通に球を打って計測します。計測すると本当にいろんなことが分かります。

はじめは意味が分からないかもしれませんが、計測すると以下の画面のような結果が得られます。(これはPCバージョン)

まずは一番大きな左上の画面について解説します。このオレンジ色の面が2枚あると思いますが、これがいわゆるVゾーンといわれるものです。
このVゾーンの内側でテイクバックをし、内側でダウンスイングを完了することが一般的に良いスイングと言われています。
この面の話は、ゴルフスコア100切りに必要なこと①で解説している線の引き方の解説の部分と同じものです。このオレンジの面をスマホでとって表すために解説を行いました。
次に、この青い線黒い線について解説していきます。まず青い線ですが、これはテイクバックの軌道を表しています。黒い線はダウンスイングの軌道を表しています。
これは僕のスイングですが、一応Vゾーンの内側でテイクバック(青い線)し、Vゾーンの内側からダウンスイング(黒い線)してインパクトを迎えているので、スイング軌道にそれほど問題はないということです。
(ただし、いまだに僕が治せていない悪癖がここには見え隠れしておりますwプロでは絶対にない動作がこのスイング軌道を見ることで分かります!解説は次回以降に行います。)
また、よくあるアマチュアのスイングパターンとして逆ループといわれるものがありますがここでは長くなりすぎるのでまた機会があったら解説します。(書きたいことがありすぎてまとめきれませんw)

解析画面の下側部分を徹底解説

次に、この解析画面の下側部分について解説していきます。
この赤枠で囲った部分です。まずはスイング解析画面の下側から。このグラフは横軸がダウンスイングの時間、左軸がクラブのヘッドスピード、右軸がグリップのスピードを表しています。
これでわかるのは皆さんご存じのヘッドスピードとクラブのグリップの速度のグラフが分かります。
グラフの右上の▼インパクトの瞬間を表しており、僕のこのスイングだとインパクトの瞬間に40m/s程度のスイングスピードになっているとわかります。
また、●がグリップ側のグラフにありますが、●の瞬間にグリップの最大速度が7.5m/s程度の速度になっていることが分かります。
まぁここは取り立てて言うことはありませんが、ヘッドスピードは当然普通に振れる力具合では速ければ速いほうが良いです。グリップ速度もそれが言えます。
ただし、効率的に振れているか(いわゆるタメ)があるかどうかがヘッドスピード+安定性に大きく関わってきますので、それはナチュラルアンコックとは?の項で解説していきます。

回転・リズム・ナチュラルアンコック(Mトレーサー)

次に画面の右側について解説していきます。以下の赤枠で囲った部分です。
インパクト:インパクトの瞬間のフェース角度。プラスが開き側(スライス寄り)、マイナスが閉じる側(フック寄り)を表す。
スピード:ヘッドスピードのことです。
回転:何度も解説しているトップでのフェースの開き角です。これは50度程度までが良いとされています。(詳しくは前回の記事参照)
テンポ・リズム:テイクバック対するダウンスイングの比。僕の場合はリズムが3なので、テイクバックの1/3でダウンスイングしているということ。
これは自分がうまく打てるリズムを探すことが大事です。調子が悪いときは打ち急いでしまったりして、このリズムが極端に崩れてしまっていることが良くあります。
ナチュラルアンコック:これが一番意味不明で聞きなれない単語かと思います。これはグリップの速度から算出される指標で、(最大グリップ速度ーインパクトのグリップ速度)/最大グリップ速度 で表される数値%です。
この数値が多ければ多いほど効率的にクラブを振っているということが分かります。プロのスイングってとても軽く振っているように見えませんか?
それはこの数値がアマチュアに比べてとてつもなく高く、体の動きに対してクラブがものすごく走っているからです。
軽く振ってもクラブはビュン!ととても速く動いています。

ナチュラルアンコックとは?

ナチュラルアンコックという聞きなれない言葉について、もう少し詳しく解説したいと思います。この数値が高いほど効率的にクラブを振っていると書きましたが、効率的にクラブを振っているイメージを簡単にお伝えしますと、

釣り竿のキャスティング

のようなものです。釣り竿で遠くにルアーを飛ばすときに手元はそれほど動かないのに竿の先は勢いよく動いているかと思います。これはゴルフスイングにおいても同じことが言えます。

つまり、プロは釣り竿を振るようにグラブを扱い、手元の動き<ヘッドの動きとなっているのに対してアマチュアは手元の動き≒ヘッドの動きとなっているので、頑張って振っている割にはヘッドが走っていません。それでは、一度プロのスイングと先ほどの僕のスイングを比べてみましょう。

<イ・ボミプロ>

ナチュラルアンコックの数値を見てみると40.8%(!)という数値です。これはプロの中でもトップクラスの数値です。(女子プロ平均25%、男子プロ平均35%くらい)確かに言われてみればイボミプロってすごく軽く振っているようなイメージはないですか?これがナチュラルアンコックの正体です。それに対し僕の数値は・・

<Tacoo>

11.6%とかなり低い数値となっています。。。やっぱりうまく振れていないところがあるんですね。このナチュラルアンコックの数値を上げるには様々な方法を試しました。その中で一番効果があったのが、「ゴムティーに向かって素振りをする」です。なんじゃそりゃ?と思うかもしれませんが素振りした時の画像があるのでご覧ください。

11%⇒28%へ爆上がりしています!ティーを打つときは時に球がどちらに飛び出すかとか余計な意識がないので振りたいように振ります。こうすると自然に数値は上がり効率的にスイングが出来るようになります。「球を打つ意識を捨てる」ということも大事だと思います。アマチュアは練習ぶそくもありますし、球を打ちたいという意識が強すぎて無意識に手で調節する癖がついています。これを脱却してまっすぐうまく打てるようになれば、いよいよ70台も見えてくるのかなと思っています。ナチュラルアンコックについては正直かなりレベルの高いマニアックな指標かと思いますので100切りを目指すかたは特に気にしないでいいかと思います。

それでは今日はここまでとします。アデュー!


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