キャビティバックとマッスルバックの違いとは?

スポンサーリンク
役立つ豆知識

こんにちは!サラリーマンゴルファーのTacooです。今日はアイアンのお話。マッスルバックとキャビティバックの違いについて書いていきます。よくマッスルバックは難しくて上級者向け、キャビティバックは簡単で初級者、中級者向けと言われますが、詳しく解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

キャビティバックは寛容性が高い

キャビティバックのアイアンは画像のような形をしたアイアンのことです。最初にこのキャビティバックの特徴をまとめますと、以下のようになります。

①クラブの周りを厚くすることで、芯を外しても飛距離が落ちづらい
②重心がクラブの下側にあるので、ロフトを立てても球が上がりやすい

とまあこんな特徴があるのですが、順に説明していきます。

まず、画像のクラブはスリクソンZ585アイアンですが、クラブフェースの周りがこんもり厚くなっているのが分かるかと思います。このように重量をクラブの周りに配置することで、寛容性をアップさせています。

①について、アマチュアは毎度毎度スイングが変わるので、毎回芯で球をとらえることができません。(シングル級以上の方ならほぼ芯で捉えらえるかもしれませんが)なので、打点が安定しない初心者~中級者の方はキャビティバックが適しているといえます。

では、なぜクラブの周りを厚くすることで寛容性が上がるのかということですが、簡単にいうと変な打点でインパクトをしてもヘッドがぶれにくくなるからです。重量が芯より遠いところに配置されていますので、変なところで打っても重さで飛んでくれます。なので飛距離が芯でインパクトしたときと大して変わりません。

次に②について、重心をクラブの下側に配置することが出来るので、圧倒的に球が上がりやすくなります。特に打ち方を考えずとも球が楽に上がってくれますので打ち込んだり、すくい上げたりする必要がないのですごく楽です。

さらに言えば、キャビティバックよりもマッスルバックはロフト角で球を上げるために、キャビティバックに比べて寝たロフト設定になっています。そうしないと球が上がらないからです。ですが、キャビティバックは重心が下側に設定されており、ロフト角を立てても球を上げることができ、飛距離を稼ぐことが出来ます。

最近はやりの飛び系のアイアンなんかは、7Iで26°といった超ストロングロフトの設定になっているものもありますが(昔の5Iくらいですw)、これには重心の低さで球を上げて、ロフトの低さで球を飛ばすといった設計意図があります。

コメント